稲盛和夫の実学−経営と哲学 著:稲盛和夫

稲盛和夫の実学―経営と会計

稲盛和夫の実学―経営と会計

稲盛和夫実学−経営と哲学 著:稲盛和夫


稲盛さんは、京セラ、第二電電(KDDI)の創業者。
読んでて、「なるほどなぁ。」って何度も感動しちゃいました。


<ビジネスにおける心構え>


○ビジネスという厳しい世界でこそいっそう
 「人間としての基本的なモラル」「良心に照らし合わせて判断する」のが重要である


○何かを成そうとするときは、まず心の底からそうしたいと思い込む



アメーバ経営の目的とは、限られたパイの奪い合いではない。
 アメーバ同士が助け合う結果としてともに発展していくこと。
 アメーバ間の取引が市場ルールでなされることにより、社内の取引に対しても
 「生きた市場」の緊張感やダイナミズムを持ち込む



<経営者に必要な能力>


○しっかりとした会計システムを講じて、自身で会計を理解できるようにならなければならない


○経営者自身が会社や社員のために誰にも負けない努力を重ねる

○総務、人事、資材、経理などの管理部門はしっかり自分で管理する


ちなみに、あめーば経営とは

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%90%E7%B5%8C%E5%96%B6

 概要

  企業の人員を6〜7人の小集団(アメーバ)に組織する。
  アメーバごとに「時間当たり採算=(売り上げ−経費)÷労働時間」を算出し、時間当たり採算の最大化を図る。
  時間当たり採算の目標値を月次、年次で策定。労働時間短縮や売り上げ増加策を実行に移して目標達成を目指す。
 利点

* メンバーの数が少なく、成果が数字にすぐに表れるので、当事者意識を引き出しやすい
* 計数管理能力を備えたリーダーを育成しやすい
* アメーバの採算評価指標が統一されているため、アメーバ間の競争を引き出しやすい

 欠点

* アメーバが自らの採算にこだわりすぎると、会社全体よりアメーバだけの利益を追求してしまう
* 「時間当たり採算」の計算には意外と手間がかかる。特に経費を公正に計算しなければ、適正な採算評価ができない

 採用企業

  京セラ以外でも、稲盛和夫を信奉するベンチャー経営者を擁する企業での導入が目立つ。
  京セラ子会社のKCCSマネジメントコンサルティングが、企業向けにアメーバ経営導入コンサルティングを行っている。

* 京セラ
* 京セラミタ
* KDDI
* ワタベウェディング
* ディスコ


本当に大事なことは、当たり前のことを当たり前のようにやることなんですね。